GLA中京本部便り

岐阜・一宮で「魂の学」を実践している方々をゲストに迎えた講演会が開催

9月23日(日)GLA岐阜会館、24日(月・祝)一宮アイビルにて、歯科技工士の松橋英司さんをお迎えして、「魂の学」を実践している方々をゲストに迎えた講演会が開催されました。
清々しい秋晴の中、教育関係の方々や障害者のお世話をしている方、会社員や主婦の方など、多くの方々が来場され、会場は大いに賑わいました。

講演の冒頭、松橋さんは、ご自身が生後3か月で聴覚を失い、現在も自分の声すら聞こえず、どう発音しているかもわからない状態であると語り、無音の世界に生きる中で遭遇した人生の苦しみからお話を始められました。幼少期、全く音が聞こえない中で、言葉を獲得することがどれほどの労苦をともなうものだったのか。そして、学生時代、社会人になってからは様々な差別の苦しみを味わったこと。さらに、聴覚障害ゆえに将来の夢をあきらめなければならなかった無念……等々。
幾多の人生の試練を1つ1つ率直に語られました。
「耳が聞こえない自分の人生は、いったい何なのか」
出口の見えない闇の中で、松橋さん決定的な転機が訪れます。
それが、高橋佳子先生との出会いでした。
松橋さんは、高橋先生にお会いする中で、「人間は魂の存在」ということを驚きとともに実感したと言います。
その後、松橋さんは、「魂の学」を学びながら、心と現実の関係を深く見つめるようになります。そして、「耳の聞こえない自分のことなんか、誰にもわかるものか」という卑屈さや拒絶の心こそが、他者との絆を切り、人生の可能性を閉ざす原因だったと気づいてゆかれました。
さらに、すでに多くの人たちに愛され、支えられていたという人生の真実に目覚め、感謝の想いを抱いて、本の執筆や講演活動といった新たな挑戦を始めることになったと語られました。
「聞こえないことが不幸なのではなく、聞こえないことを不幸だと思うこの心が不幸だった」「聴覚障害だったからこそ、果たしたい願いがあった」
そう力強く語る松橋さんの言葉に、どんな人生にも意味があり、誰もが魂として使命を抱いているという確信と感動が会場に広がってゆきました。
プログラム終了後、歓談の輪の中に入り、時に筆談を交えて参加者の方々と楽しそうに交流する松橋さんの姿がとても印象的でした。

(参加者の声)
○人それぞれに、その人だからこそ実現できる人生の幸せがあるのだと思いました。他人との比較ではなく、失ったものを嘆くのではなく、自分の持っているものに感謝して精いっぱい生きることの大切さを教えていただきました。(40代男性)

○障害をもつ方が近くにおらず、こういったお話を聞くこともなく日々過ごしてきました。本当にいい話でした。今後の自分の人生を生きる参考にさせていただきたいと思いました。(40代女性)

○わが子も松橋さんと同じように聴力を失い、同じような想いをしました。今は、その子も社会の中で仕事をし、頑張っています。よいお話を聞くことができ、涙が止まりませんでした。(50代女性)

○耳が聞こえない状態で講演をすることが本当にできるかと不思議でした。ご両親のわが子に願う気持ちが心に沁みました。障害を不幸とあきらめることなく、最善を尽くされたご家族の努力とそれに応えられたご本人の心の転換に感動しました。(60代女性)

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